10:00 - 18:00
日曜・祝祭日
2021年07月03日
不動産売却の知識とノウハウ

親が暮らす実家は、建て替えか?それとも売却して住み替えをすすめるべきか?

地方出身者の多くは、大学進学と同時に首都圏での生活が始まり、大学卒業後は上場企業に就職し、やがて結婚し家庭を築きます。50歳を過ぎ、経済的な基盤が出来上がったときに、親が暮らす実家の建て替えや住み替えで親孝行をしたいと考える方もいらっしゃいます。

 
今日は、お客様から相談を受けた事例をもとに、実家の親にとっては建て替えがよいのか、住み替えがよいのかについて、あらかじめ考慮しなければならないリスクや注意点について解説します。

1.環境変化(住み慣れた場所を離れる)に対するリスクを知ろう

一般的に、人は年を重ねるごとに、社交性や他人との交流が希薄になりがちです。ご高齢の方は、若い世代の人間と違い、積極的に交流を広げることが苦手になる傾向があります。

そのため、現住所からわずか50メートル離れるだけでも、状況が変わってしまうことがあります。今の場所だと、玄関先でご近所さんと立ち話するといった“人とふれあう”機会が持てていたとしても、場所が変わることで、ちょっとした立ち話すらできない人も存在します。

以前から知っている人がとなり近所にいない孤独感を感じられる方もいらっしゃるので、ご高齢の方の環境変化に対する適応性がポイントになります。

2.引っ越しに対する負担

建て替えの場合、一旦仮住まいへ引っ越しをして、完成後にもう一度引っ越しを行わなければなりません。ご高齢の方にとって、2度の引っ越しは結構な重労働です。

一方で、住み替えの場合だと、引っ越しが1度で済む利点があります。


住み替えは売却が先か購入が先か?はじめての住み替えの基礎知識や注意点について

 
不動産売却で住み替えの流れとは?
 

3.資金調達について

前述の1および2がクリアできたとして、住み替えがベターだと感じても、住み替えでは先に新しい家を購入する(建てる)資金が必要となります。

多くの方は、「冬でも暖かい家に親を住まわせてあげたい」というお気持ちから、建て替えや住み替えを計画されますが、中古住宅への住み替えを考える場合でもできる限り築年数が比較的新しい物件を選定する必要があります。

函館市内の例ですが、もしも取得後に大掛かりなリフォームを手掛けなくてもよい物件であれば、築15年以内、取得費は1,500~1,800万円が予算の目安となります。

また、新たに土地を購入して新築する場合、延べ床面積25坪~28坪(80㎡~100㎡)の平家建てバリアフリーの家で、建築費は1,500~1,800万円程度。

これに土地の取得費で50坪×15万円(市街地の便利な場所の坪単価相場)=750万円、諸費用(建物の消費税や住宅火災保険料、仲介手数料)が総額の10%程度(今回のケースでは概ね250万円)見ておく必要があります。

 

土地同時購入の新築計画では、合計で2,800万円くらい見積もっておけば、予算オーバーで困ったという事態にはならないと思います。

 

なお、純然たる建て替えの場合は上記建築費のほかに、既存建物の解体費用(100~120万円)、2度の引っ越し代(20万円×2回=40万円)、仮住まいの家賃や賃貸借契約金などの費用がかかることから、合計で250万円程度の予算組みが必要となることでしょう。

4.新築の場合の建築費について

80~100㎡の規模で、住宅設備機器や外壁等の仕上げ材において高級グレードを選ばない限りは1,800万円もかかりません。

しかしながら、家が変われば、カーテンや家具等を買い替えることも多いでしょうから、予算組みとしてはこれらの家財道具込みで最低1,800万円~という予算組みが必要になってくるはずです。


戸建てマイホーム新築の依頼先の選び方。あなたは工務店派?建築家派?ハウスメーカー派?

失敗談から学ぶ、夢の戸建てマイホーム新築時の注意点。

5.まとめ

親が暮らすための家は建て替えがよいのか、住み替えがよいのかについて解説しましたが、家の中で過ごす時間が快適になることだけでなく、商業施設や病院などへの交通アクセス、公共交通機関が利用しやすいかどうかなども、あわせて考慮しておきたいものです。

当社は不動産専門店であるため建築工事は行いませんが、本記事でご紹介したように、お客様が建て替えか住み替えかの判断の助けになるご相談も承っています。お気軽にご相談ください。

宝石や車の買取り・下取りなら一番高い査定額を提示した業者に買い取ってもらえばいいだけの話ですが、あなたの不動産を業者買い取りではなく、一般の不動産流通市場で売る場合は買取りと同じ論理にはなりません。
ここでは、業界歴25年の宅地建物取引士が、他社で売れなかった不動産を最大20%を超える高値で売却した実績を紹介しつつ、「不動産を高く売りたい人は何をすればよいのか」の問いにズバリ答えます。
【お客様レビューあり】家・マンションを高く売るための必要条件を徹底解説!
宝石や車の買取り・下取りなら一番高い査定額を提示した業者に買い取ってもらえばいいだけの話ですが、あなたの不動産を業者買い取りではなく、一般の不動産流通市場で売る場合は買取りと同じ論理にはなりません。 ここでは、業界歴25年の宅地建物取引士が、他社で売れなかった不動産を最大20%を超える高値で売却した実績を紹介しつつ、「不動産を高く売りたい人は何をすればよいのか」の問いにズバリ答えます。
この記事を書いた人
藤原 滋己 フジワラ シゲキ
藤原 滋己
函館ラ・サール卒。商船系データ通信会社から建築・不動産産業界へ転身。宅地建物取引士+二級建築施工管理技士。ハウスメーカー勤務時代に、木造住宅の工事監督のちに住宅・アパート・店舗・寺院など様々な建築物の営業を経験しました。建築不動産の営業歴は通算25年。 安心かつ安全な不動産取引のために、これまで培ってきた知識や経験・ノウハウを、お客様へのサービスのために全力で提供します。遠慮なく何でもご相談ください。きっとお役に立ちます。
arrow_upward