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2017年12月03日
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土地の境界標確認と越境物調査、そしてその解決法。

土地の売却依頼を受けたら、われわれ宅建業者は現地調査において敷地の辺長を計って境界標を確認したり、地積測量図と照らし合わせ、図面と相違ないかを確認します。

 

時々、なぜか古い境界標がそのまま残っていたり、土に埋もれて見えなくなったりしていることもあるので、実際にメジャーをあてて確認することは大事な基本調査です。

 

計測の結果、隣接地のネットフェンスとコンクリート擁壁(ようへき)が当該土地に、あるいは隣接地に越境している事実があったり、あるいは越境の疑いが生じた場合は、土地家屋調査士に相談し境界標の位置が正確かどうか、また越境している支障物に関して隣接地所有者と対応を協議します。

基本は円満解決を目標に支障物件の所有者と面談

境界線をまたいで工作物が越境したりされたりしていることは日常的なものなので、特に珍しいことではありません。


そうは言っても、昔から境界に関してトラブルがあったとか、またこちらの対応如何では相手方の心情を害しそれがきっかけで万が一にもトラブルに発展しないようにしなければなりません。

口約束ではなく覚書や協定書などの書面を交わしましょう

そして、隣接地所有者に現況をしっかり理解し把握していただいた後に、将来的には外構工事等でフェンスや擁壁の建て直しを行なう際に越境物を撤去し自らの敷地内におさめてもらうという協定書(覚書)を交わします。



場合によっては、越境の原因となる支障物を収去し再構築するために、多額な外構工事費用が掛かる場合もあるので、買主様が購入した土地に家を建てて長い期間暮らすことを意識し、ご近所との良好な関係を保てるよう、相手方に対してむやみに「壊せ」などという乱暴な主張は控えます。都会と違い、地方都市では慣習的に寛容に対応しています。もちろん、越境の程度にもよりますが。


越境は日常茶飯事で決して珍しいことではありませんが、 “境界線をめぐるトラブル”が不動産取引におけるトラブルの中では最も多いのが現実です。



そして、われわれ宅建業者の対応如何で、土地の取引のみならず、土地を購入した買主様建物に入居した後のご近所付き合いにも影響するため、土地の売却依頼を受けたら、細心の注意を払い緊張感をもって調査・確認するよう心掛けています。

なお、越境の原因となっている対象物(例えば樹木、屋根の一部、塀など)によっては解決の対応策が異なる場合があります。詳しくはこちらをご参照ください。

 

この記事を書いた人
藤原 滋己 フジワラ シゲキ
藤原 滋己
ハウスメーカー勤務時代に、木造住宅の工事監督のちに住宅・アパート・店舗・寺院など様々な建築物の営業を経験しました。建築不動産の営業歴は通算22年。 安心かつ安全な不動産取引のために、これまで培ってきた知識や経験・ノウハウを、お客様へのサービスのために全力で提供します。遠慮なく何でもご相談ください。きっとお役に立ちます。
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