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2018年11月17日
ブログ

夢のマイホーム新築の失敗談から、繰り返さないための防止策を整理してみた。

最近になって家を新築されたお客様宅へ訪問したときの話です。

新しい建物であることの気持ちよさ、断熱性や気密性の高さによる真冬でも暖かく、以前の家と比べて快適に過ごせていることには満足しているものの、工事が始まってから建物の引渡しを受けるまでの過程に、なにやら不満たっぷりでした。

「誰か、家を建てる人が居たら紹介してくれと頼まれても出来ないな」と本音をもらされていました。残念なことです。


夢の、そして憧れのマイホームづくり。

ハッピーに楽しく進めて、満足感たっぷりに新生活をスタートさせたいものです。でも、現実はと言うと、家を建てた方全員がオール満足とはなっていないのが現実です。

 
今日のブログは、ハウスメーカーや工務店を誹謗中傷するものではなく、最後に笑顔でハッピーエンドを迎えられるよう、建築主(=オーナー)として、がっかりしないためにやっておくべきことや心構えをご紹介します。

 

 

建築主はどんな不満を持ったのか

・打合せで変更を伝えたのに、現場の職人に伝わっていない。

・頼んだものと違う設備が取り付けられている。

・自分たちがイメージしているものと実際は違った。

これらの原因の根本は何だろう?

・展開図がないから、高さ関係などのイメージが湧きにくい。(工務店やハウスメーカーでは展開図までは描きません)
 

・変更内容が図面に反映されず、現場の職人に伝わらない。(複数現場をこなす監督さんにはヌケや漏れがついてまわるのは珍しくない話。)
 

・職人さんが図面を良く見ずに、先入観でいつもどおりと同じに施工してしまった。(規格住宅など、同じようなパターンを踏襲しているとこのようなことも起こってしまうのですね。やはり、手間を省かずに説明の機会を設けることが大事ですね。)
 

・工事監督さんが連絡(変更)事項をFAXで送ったが、受けた業者側が見ていなかった。(せめて、電話一本入れておけば・・・悔やまれますね)

失敗経験から学んだことを、今後の回避策として共有しよう

建築家に家づくりを依頼すれば、このような事態はほぼ避けられますが、大半のお客様は現実的な予算の関係で工務店やハウスメーカーに依頼するものです。

そのことがダメという話ではなく、このような事態を回避して、家づくりを楽しく円滑に進めるために、ぜひ覚えておいていただきたいことをご紹介します。

建築主(お施主)がやっておくべきこと。

1)具体的なイメージをもって打ちあわせに臨みましょう。

 施工者側からの提案を待っていても、細やかな行き届いたものが提案されるとは限りません。建築主様が実現させたいこと、具体的にはこんな感じのイメージを持っていますっといったことを雑誌や写真などを用いながら、その理由も添えて、しっかり伝えていきましょう。

 

2)わからないままにせずに、積極的に質問しましょう。

 窓や棚の高さ、機器の取り付け高さなど、どんな風になるのかは なかなかイメージできないもの。施工会社が展開図を描いてくれないことを嘆くのではなく、手書きでもよいからスケッチしてもらうとか、工事監督さんにお願いしてみましょう。

 

3)変更内容は、かならず図面で確認しましょう。

 打合せで変更点が発生したときは、変更内容が反映された完成図をかならず受け取るようにしましょう。少なくとも、打ち合わせ内容が図面に反映されていなかったという事態を回避するリスクを小さくできます。

 

また、複数現場を同時にこなしていかなければならない監督さんは、常に大きな負担がのしかかっています。営業担当の打ち合わせ不足、設計担当の図面不足などをカバーしなければならいことも現実…。

ため息が出ることかもしれませんが、だからと言って、それはお客様への言い訳にはなりませんし、また一生に一度の大きな買い物をするお客様を実験台にすることなどはあってはならないことです。

そこで、負担の大きい工事監督さんに向けて、また施工会社に向けてひとこと。

 

施工会社がやっておくべきこと。

1)打ち合わせはきめ細やかに。

 あなたが最初に建築図面を見たときにちんぷんかんぷんだったように、誰しも最初は図面を見ただけでは立体的なイメージまでは出来ません。

理想は展開図があること、あるいは3Dで様々な角度からプレゼンできることですが、無いものねだりをしてもしょうがありません。

ここは建築主様の理解度に合わせて、ゆっくり丁寧に打合せを進めましょう。展開図がなくたって、フリーハンドでもさらさらっとスケッチできるようスキルを高めておくことも仕事のうちです。

 

2)確認の電話一本を忘れずに。

 ただ、一方的にFAXを送りつけたところで、相手が忙しければ気付いてもらえないことだってあります。FAXを送る前に、まずは電話で概要を伝えるなど、相手の立場に立って仕事を進めましょう。これで伝達モレがなくなります。

 

3)着工は十分な打ち合わせが済んでからが原則。

 会社の年間着工スケジュールに沿って、また工期の関係から、十分な打合せが済んでいないのに工事に着手するケースが見受けられますが、これはトラブルの元。工事中の変更は現場が混乱するだけでなく、やり直しなども考えると非効率であると同時に、建築主さんも気分がよくありません。

 内容の濃い打ち合わせが出来るか否かは、監督さん次第。出来れば設計担当、営業担当、コーディネーターなど関係者全員が、建築主との打ち合わせに参加できるように手配・段取りすることも監督さんの器量ですが、施工会社全体として体制づくりに取り組んでもらいたいものです。

 

初めての家づくりには、人それぞれの想いをのせた人生のドラマがあります。

お客様の夢や念願を叶えるために、スピード重視ではなく、お客様の満足重視という視点に切り替えて、じっくり丁寧に進めてみてはいかがでしょうか。


そして、建築主さんにおいても、家づくりでがっかりされた方のケースを参考にして、施工会社と力を合わせて頑張ってほしいと願うばかりです。 住宅建築の依頼先についてご興味のある方は、「あなたは工務店派?建築デザイナー派?ハウスメーカー派?|家づくりの依頼先を考える」を参考にしてみてはいかがでしょう。

 

この記事を書いた人
藤原 滋己 フジワラ シゲキ
藤原 滋己
ハウスメーカー勤務時代に、木造住宅の工事監督のちに住宅・アパート・店舗・寺院など様々な建築物の営業を経験しました。建築不動産の営業歴は通算22年。 安心かつ安全な不動産取引のために、これまで培ってきた知識や経験・ノウハウを、お客様へのサービスのために全力で提供します。遠慮なく何でもご相談ください。きっとお役に立ちます。
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