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2018年11月29日
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法隆寺に思う木造建築の寿命|函館の不動産社長なりに考えてみた

ふと、法隆寺の築年数を数えてみたら1400年。木造建築なのに、なぜそんなに寿命が長いのだろうと疑問に感じます。

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺の建立は607年。

日本最古の木造建築といえば、607年に聖徳太子が建立したといわれる法隆寺。今から1400年前の建築物です。世界遺産条約に登録された国宝級の建築物であるがゆえに、補修や保全に関わるメンテナンスがしっかり行なわれてきました。税金を投入できるという点は、民間人の住宅とワケが違います。

なのに、木造住宅の減価償却期間は22年

ところで、わが国の税務上は木造住宅の減価償却期間は22年とされ、これがベースとなり20年前当時に中古住宅を購入する際の住宅ローン期間は「22年-対象物件の経過年数=ローン返済期間」で計算されました。取得価格が新築より安くても、返済期間が短く月々の負担額が大きくなり、ほとんどの人が中古住宅の取得をあきらめて新築に方向転換した時代でした。

中古住宅が普及してこなかった要因として、減価償却期間や当時の住宅ローン返済期間も影響を与えています。

日本の木造住宅は、なぜ長持ちしてこなかったのか

話を戻しますが、法隆寺が1400年の間存在し続けているのに、どうして木で作った住宅はそんなに長持ちしないの?と疑問に思いませんか。

腐朽や虫などの被害を受けにくい檜(ヒノキ)の大断面の柱を使用しているのでしょうが、別な理由があるのではないでしょうか。

実は木造建築は断熱材を使わなければ相当長い年月持つのではないかという仮説です。

木は、伐採後も樹齢の分だけ呼吸を続けると聞きます。
断熱材を使用することで住居としては快適になりますが、耐久性だけを考えると何も入れないほうが寿命は延びるはず。

もちろん、断熱材を使わなければ寒すぎたり、暑すぎたりで住宅としての意味をなしませんが。ふと、仕事の合間にこんなことを考えたりします。今日は雑談にお付き合いくださり、ありがとうございました。

この記事を書いた人
藤原 滋己 フジワラ シゲキ
藤原 滋己
ハウスメーカー勤務時代に、木造住宅の工事監督のちに住宅・アパート・店舗・寺院など様々な建築物の営業を経験しました。建築不動産の営業歴は通算22年。 安心かつ安全な不動産取引のために、これまで培ってきた知識や経験・ノウハウを、お客様へのサービスのために全力で提供します。遠慮なく何でもご相談ください。きっとお役に立ちます。
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