かもめ島をメインに冬の江差町観光スポットめぐり
雪国に住んでいて、スキーやスケートなどアウトドアスポーツをやらない人は、冬をどのように過ごしているのでしょう。私の場合は、写真を趣味にしているので同じ景勝地の四季折々の姿を観てまわって過ごしています。
今日は、函館から車で約1時間30分の場所にある江差町のご紹介です。
道の駅 江差繁次郎浜
江戸時代に江差町に実在した繁次郎。とんちが利いて、町民を笑わせるのが得意繁次郎は町の人気者だったそうです。
「笑えわらえ へば ええごとある」の文字が石碑に刻まれています。
きっと、笑いで周りの人びとを明るくさせる名人だったのでしょう。
昼食は江差名物にしんそばを実食
江差山車会館・江差追分会館と同一敷地内にある「お食事処えさし」に入ってみました。広い店内には江差追分がBGMで流れ、またかもめをあしらった照明器具が印象的でした。注文したのは人気の、江差名物にしんそば920円。
ふっくらと炊き上げた“にしんの甘露煮”のかけそばです。脂の乗ったニシンそのままに、生臭くも無く、さっぱりした おつゆと一緒に美味しくいただき、体も温まりました。
姥神大神宮
江差町に伝わるニシン伝説に出てくる老婆「折居様」を祀り、北海道最古の神社とされています。姥神大神宮は第一回の北海道遺産に認定され、毎年8月9日~11日までの3日間で行なわれる『江差・姥神大神宮渡御祭』(えさし・うばがみだいじんぐうとぎょさい)で有名な神社です。その昔、江差の賑わいは江戸(東京)に引けをとらないといわれたほどでした。
この日(1月6日)は、どんど焼きの準備が行なわれていました。
北海道立自然公園かもめ島
瓶子岩(へいし岩)
瓶子岩の案内板には次のように記載されています。
瓶子岩(へいしいわ)
神様から瓶子を授かった折居(おりい)という姥(うば)が、瓶子の中の水を海に注ぐと、ニシンが群れて江差の人びとの糧になりました。その時の瓶子が逆さまになり岩になったという伝説の岩です。
厳島神社と瓶子岩鳥居
かもめ島上に建立された厳島神社は、慶長20年(1615)年に創建されたと伝えられています。航海安全、大漁祈願の神として船乗りたちに信仰されてきました。厳島神社建立400年を記念し厳島神社と瓶子岩を望む方角に鳥居を建立しました。
かもめの散歩道
散策コースの全長は2.4km。ゆっくり散策して約一時間くらいでしょうか。
瓶子岩の横目に木製の海上散歩道を行くと階段があるので、そこを登ってテカエシ台場跡、千畳敷、厳島神社、かもめ島灯台をぐるり散策できます。
この日は、冬場の荒れた海の高潮に注意しなければならないので、散歩道の手前まで歩くだけに留めました。春や夏の暖かい時期の海上散歩は、とても気持ちよいことでしょう。
夕日の展望灯台
水平線に沈む夕陽と白灯台、そして高台から海までの稜線が素敵な夕景鑑賞スポットです。
この日は強風と冷え込みの厳しさのため展望灯台まで行きませんでしたが、一昨年の春に撮影した写真を参考掲載します。
灯台の手すり部分には、かもめのモチーフが飾られており、タイミングがよければ美しい夕日を見ることができるでしょう。
江差町を含め、函館・道南エリアには数々の景勝地があります。そこには四季折々の表情があり、冬景色もまた趣きがあるものです。

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